アウディ,VWの車検・修理・整備はマーキーズへ

リフトアップして下回り確認して見るとA/Tオイルパンが破損し大きく変形しております。
ATFは全て外に漏れ走行が出来なくなったようです。
オイルパンを交換しATFの量を調整すれば完了です！
今回、点検時に見つけたエンジンオイル漏れも同時に作業を行いました。

現象としてはエンジンは正常に動くもののギアを入れても前にも後ろにも進まないといった具合です。クラッチ滑りの症状ですね。確認の為レリーズシリンダーの隙間からクラッチを覗き込んで残量を確認。
間違いなさそうです。交換はミッションを降ろします。またFF車はミッションを外すとエンジンも支えられなくなってしまうので専用のツールでエンジンを支えながらの作業になります。今回はカバー、ディスク、レリーズベアリングのいわいる3点セットを交換して完了です。もちろん症状は完治しました。

今回は車検で御入庫頂きました。車検時の国が定めるチェック項目にもありますがライトの点灯状態の点検はメンテナンスの基本中の基本ですね。このお車はナンバー灯が片側点灯しない状態でした。国産車であれば球切れの場合が殆どですが輸入車の場合はその考えは危険ですよ！今回のケースでもライセンスバルブの保持も兼ねているレンズの破損でした。他にも近年の輸入車であればLED破損、端子部焼損、基盤破損、ハーネス断線ショート、もしくは大もとのコンピューターなんてケースもあります。今回はレンズを交換して作業完了です。

現象を確認すると始動してハンドル操作を行うとミューと言う様なやや高い唸り音の様な音がします。これはパワステ異音の典型音です。今回はオイルが少なくなり今回の様な音が出ていました。しかし通常パワステオイルは減るものではないので減ってしまう原因を探らなければ根本的な解決にはなりません。診断を進めていくとホースからのオイル漏れを発見しました。今回はホースと付属ワッシャー等を交換して作業完了です。

今回車検の点検時にリアショックからのオイル漏れがありました。試運転をしてみると、音はありませんでしたが乗り心地が悪く、段差を越えると不安定になりました。これではTTの走行性能を楽しめません。足廻りは1つの部品が壊れているだけで、性能がかなり落ちるので、点検時にはしっかりとした整備をお勧めします。同時にエンジンオイルパンからのオイル漏れの整備もしました。

まずはリフト上げて点検です。今回はまだ酷く漏れていなかったので、すぐに原因を掴むことが出来ました。今回のようにオイル漏れを初期段階で見つけることが出来れば、点検料や清掃に掛る費用を抑えられるので、見つけた場合や点検時に発覚した時には早めの整備の方が安く済むことが多いです。AUDIのパワステポンプの漏れは他のメーカーに比べると少ないですが、しっかり整備しないと他の部品が壊れて高額修理になってしまいます。構造も複雑な車種が多く、点検にも時間がかかってしまいます。